映画に込められたギャグとメッセージが熱い!「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」感想

劇場版クレヨンしんちゃんの第8作目で2000年に公開された、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル!』

この映画は僕のお気に入りというのはいうまでもありませんが、クレヨンしんちゃんの映画そのものの転機ともなる映画となりました。

1993年に「アクション仮面VSハイグレ魔王」が公開されてから、前作の「温泉わくわく大決戦」までは興行収入が右肩下がりでしたが、この「嵐を呼ぶジャングル」から持ち直しました。

そして、その後、ゲンを担いで「嵐を呼ぶ」というフレーズは「嵐を呼ぶ!夕日のカスカベボーイズ」まで連続してタイトルに付けられています。

また、これまでは映画のオリジナルキャラと一緒に悪者に立ち向かうといったスタンスの映画でしたが、「嵐を呼ぶジャングル」では、初めて従来のアニメキャラだけが中心となって活躍する初めての映画となります。

そして「嵐を呼ぶジャングル」は野原家ではなく前半は「春日部防衛隊」が中心となってふんだんにギャグをかましながら話が進められ、後半はしんのすけがアクション仮面と一緒に悪役(パラダイスキング)を倒す構成となっており、かすかべ(春日部)防衛隊好きにとっては最高の一作になっています。

かすかべ防衛隊の活躍から目が離せない!!

豚のヒズメ大作戦でも春日部防衛隊は出てきましたが、あの時はお色気というSMLの隊員も一緒での活躍でしたが、今回は春日部防衛隊だけでの活躍になります。

それでは、作中のおすすめおもしろシーンを紹介します。

かすかべ防衛隊の体調は果たして誰なのか?

ジャングルをひた歩く春日部防衛隊の5人。一応紹介しておくと、風間トオル、桜田ねね、佐藤まさお、ボーちゃん、野原しんのすけ。

そんな時、

しんちゃん「あ~~~!!!」

と大きな声を上げる。しんちゃんが誰が隊長か決めていないことに気付いたのです。

風間「なんだそんなことか。そんなの決まってるよ」

全員がなにをいまさらそんなことを言っているのかと逆に驚きます。そして、

風間「かすかべ防衛隊の隊長は」

風間「僕さ」
ねね「アタシよ」
まさお「僕だよ」
ボー「ボク」

と全員同時に発言し、もちろんしんちゃんも自分を指差し「隊長はオラだゾ」と主張しています。

全員「えぇえぇぇぇぇぇぇ~~~」

驚きが隠せない5人。むしろ、まさおくんが自分のことを隊長と思っていたことに、視聴者が驚きを隠せませんでした。

そして、なんやかんや揉めに揉めて、最終的に出た結論が以下の通り。

 

かすかべ防衛隊 隊長一覧

  • 風間くん  ジャングル隊長
  • ねねちゃん セクシー隊長
  • まさおくん サイバー隊長
  • ボーちゃん ファミレス隊長
  • しんちゃん コンビニ隊長

どういう話し合いでこのように決まったのか、ぜひ議論のシーンを放映してほしいですね。

ヨメ

風間くん以外ジャングルでは無用の隊長だね

まさお覚醒!!

映画になるとまさお君が短時間だけ覚醒して、僕たちに笑いを届けてくれる、みんな大好きな通称「まさおタイム」
この映画から覚醒するようになったのですが、その要因としては酢乙女あい(1999年にアニメ版に初登場)の存在にが大きいでしょう。

ヨメ

愛のパワーは偉大ね!!

さて、ジャングルをずっと歩きのどがカラカラの5人。
運よく湖を見つけるものの、その湖はワニの住処・・・

大量のワニがいるため、目の前に大量の水があるのに水を飲むことができません。
そして、相変わらずまさおくんは1人ピンチに陥ります。

ジャンケンで1人がオトリになる

とりあえず、ピンチは脱出したものの、このままでは誰も水が飲めません。
そこで、こうなったら誰か1人をオトリにしてその間に4人が飲み、オトリ役の分はその間に誰かが確保しておこうとなりました。

しんちゃん「頑張れ!まさおくん」

なぜか、まさおくん単独指名!!

まさお「なんで僕なの?こういうときはジャンケンでしょ?」

5人「ジャンケン ポン」

もちろん負けるまさおくん。

さすがのまさおくん、期待を裏切りません。しんちゃんは分かっていたのでしょう。

ついに覚醒!まさお!!

しんちゃん「おーやっぱりまさおくんだ。男らしく食べられてくれ」

まさお「わ~ん。やだよ~。できないよ~」

ジャンケンに負けてから駄々をこねるまさお。そんな女々しいまさおくんに風間君が一言。

風間「死んだらもうあいちゃんとも会えなくなるんだよ!」

まさお「あいちゃん?」

ねね「そうよ!あいちゃんのためにも頑張んなきゃ!」
ボー「その通り」
風間「決めるときは決めようぜ!!」
しんのすけ「カッコ良かったってあいちゃんに伝えてやるゾ」

あいちゃんに反応したまさおくんに、説得を畳み掛ける春日部防衛隊。
しんちゃんはやはり、食べられる前提の発言であるが・・・

まさおの脳内にあいちゃんの姿がフラッシュバックする。

あいちゃん「まさお~」

そして覚醒!!

まさお「オッケ~」

それでは覚醒したまさおをご覧ください。

覚醒したまさおはなんでもします!!
いろはおえ〜とワニをおびき寄せるまさおくん。

しかし、気付いた時にはワニに囲まれて絶体絶命のまさお。

まさお「もうだめ~~~~~」

完全に諦めかけているまさおくん。
そんなまさおくんにかすかべ防衛隊が声をかけ励まします!!

ねね「生きて帰ってあいちゃんに会うんでしょ」
ボー「その通り」
風間「ちまたじゃ まさお君のこと好きだってもっぱらの噂だよ!!」

まさお「え?」

まさおくんのことが好き!?

再び、まさおの脳内にあいちゃんがフラッシュバック!!

あいちゃん「好きよ~まさお~」

まさおは覚醒モード ステージ2へと移行する。

まさお覚醒モードステージ2

それでは覚醒したまさおをご覧ください。(Take2)

ワニからも脱出する覚醒状態のまさお!

しかし、脱出後、まさおくんの水を汲む物など持っていないから、しんちゃんの口に含んでいると風間君からの残酷な一言をかけられます。

けま

相変わらず扱いが雑で僕たちを笑かしてくれますね。

ひろしの扱いがだいぶ雑・・・

いつも雑といえば雑なんですが、物語の中盤ではひろしの格好良さを出してきますが、今回は最初からほぼ最後まで扱いが雑です。(後述あり)

さらに今回は猿にさらわれてしまうため、前半はほとんど出てこず、出てきたお思ったら猿に血まみれにされている??

また、やっと出てきたと思ったら、みさえと共にロッカーに入れられている??

また、パラダイスキングとの戦闘もアクション仮面としんちゃんでの戦いなのでひろしはほとんど登場しません。

と本当に雑にもほどがあるほど雑なので、ひろしファンには少しだけ物足りないかもしれません(後述あり)

映画に込められたメッセージが熱い!!

アクション仮面とパラダイスキングとの戦いでは、終始パラダイスキングが優位に戦いを進めます。

アクション仮面も武の達人であるにも関わらず、パラダイスキングの強さは本物です。

アクション仮面の「武」一覧

  • 柔道3段
  • 空手3段
  • 剣道2段
  • ムエタイ
  • 少林寺
  • サンボ
  • 骨法
  • ブラジリアン柔術
  • カポエラ少々

パラダイスキングは間違いなく強かったです。タイマンであればアクション仮面は負けていたのではないでしょうか。

ただ、パラダイスキングは猿たちをイチ兵隊としてしか見ておらず、力で猿たちを倒し、猿たちの頂点に立ち力を誇示したパラダイスキング。

一方、正義のために戦い続けるアクション仮面。そんなアクション仮面がピンチになり、パラダイスキングに俺のファンになれと言われたしんちゃんは

しんのすけ「やだ!!オラ、正義の味方のアクション仮面が好きだもん!正義の味方はカッコイイんだぞ、強いんだぞ!悪者なんかに負けないんだぞ!今はやられててもぜったい最後は勝つぞ!お前みたいな爆発頭に、アクション仮面が負けるわけないッ!!」

自分のヒーローを信じ続けるしんちゃん。ボロボロになっても身をていして戦うアクション仮面を見て大人たちも涙を流し応援し始めました。

ただ、猿たちはパラダイスキングがピンチになった時は身をていして助けようとはせず、ケツだけ歩きで追い込まれた後、しんちゃんの優しさもあり、森へ帰って行きました。

人のために戦うアクション仮面と、自分の力を誇示するために戦うパラダイスキングとその周りの人たちの行動を表現することで、人は力ではなく優しさが大事なんだと伝えられました。

アクション仮面の優しさ

また、映画のラストでアクション仮面の映画を観終わって、しんちゃんは映画の感想を言います。

しんちゃん「やっぱりアクション仮面は無敵だぞ!」
アクション仮面「その通り」

やっぱりアクション仮面が大好きなしんちゃん。

しんちゃん「でも今回はオラの方が凄かったけどね」

少し悩んだアクション仮面は、

「その通り!!」

と、親指を立て笑顔でしんちゃんの言葉を全力で認めました。

確かにしんちゃんの活躍は大きいですが、アクション仮面の力がなければパラダイスキングを倒すことはできませんでした。アクション仮面のキンタマがなければ勝てませんでした。

でも、そんなことは気にせずしんちゃんを認める、強さと優しさを兼ね備えたアクション仮面。

パラダイスキングだと絶対に認めないでしょうね。

ひろしはやっぱりカッコよかった

アクション仮面がしんちゃんの活躍を認めた姿を隣で見ていたひろしが海を見ながらしんちゃんに

ひろし「しんのすけ!アクション仮面みたく強くて優しい大人になれよ」

けま

くぅぅーーーー!!
今回はやられ役に徹しているのかと思ったら、最後の最後にやっぱり、ひろしーーーー!!

前述したように雑だ雑だと書いてましたが、最後の最後にカッコイイ一言をぶち込んできました。

いや~こういうことをサラッと言えるひろし。相変わらずひろしはかっこいいですね。さすが僕の尊敬するサラリーマンです。

と、ひろしの話は置いといて、今回の映画は前作のギャグ一直線の「温泉わくわく大決戦」と違い、『力ではなく優しさが大事なんだ』といったメッセージをしんちゃんの活躍を通して感じる映画でした。

エンディング曲の最後が鳥肌モノ

エンディングは飛ばすって人は、この映画だけは飛ばさないで見てください。

エンディング曲が小林幸子の「サヨナラありがとう」という神曲な時点で鳥肌モノなんですが、エンドロールで流れる画像がこれまた最高なんです。

劇中でパラダイスキングを倒すために使った、しんちゃんの靴は、そのまま海に落ちてしまっていました。

さて、その靴は波に流されてどこにいくのでしょうか。

その行き先は、猿たちが住む無人島へ。

これはもしかして…

この前の子供(しんのすけ)の靴では?

ほら、俺たちを解放してくれたこどもの靴が流れてきたよ!

凶暴で人間たちを労働力としてしか扱っていなかった猿たち。そんな猿たちが、一度会っただけのしんちゃんのことを覚えて、そして慕っているんだろうなというこが伝わってきます。

繰り返しになりますが、暴力では人を抑えつけることはできるかも知れないが、魅きつけることはできない。

最後にまたそんなことを教えられる、シーンでした。
小林幸子との歌ともマッチしていて、エンドロールだけでも感動します。

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント
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豆知識

豆知識その1

アクション仮面の映画放映時の最初に出てくるロゴマーク。

どこかで見たことありませんか?

『SML』

そう、2作前の「豚のヒズメ大作戦」に出てきた「正義の味方LOVE」のロゴマークと同じなんです。

正義を守るだけでは、収入源がないため、ヒーローものの特撮映画を撮って活動費を稼いでいるのかもしれませんね。

アクション仮面もあれだけ格闘技をマスターしていて強いのは、本業はSMLで世界の平和を守っているから?

豆知識その2

アクション仮面という漫画が発売されているのはご存知でしょうか。まさかのスピンオフ作品です。

Amazonで売られていますので興味がある方は読んでみてください。
ただ、ちょっと絵柄が違いすぎて僕はあんまり受け付けませんでした・・・

kindleunlimitedの会員の方であれば1巻まで無料で読むことができますよ!

豆知識その3

今回の映画で、しんちゃんは「タマタマ」と2回発言しています。

そのシーンはどちらも戦闘シーンなんですが、1回目はしんちゃんが海に落ちそうなときに、アクション仮面のキ○タマを掴んで助かったシーン。(痛そう・・)

もう一つがパラダイスキングのアフロ頭を使ってギャグを披露しているシーンでの一コマ。

つまりこの映画では、「タマ」と4回発言しました。

けま

暗黒タマタマですら4回だったので、僕からしたらまさかのタマ発言でした。
タマ発言については以下でまとめているのでそちらもご覧ください

ヨメ

相変わらずタマタマうるさいな・・

 

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